モジラ、息を吹き返す--ノキアから開発資金を獲得

ノキアが資金を出すという話よりも、一番的を得ている発言は、Operaから。現時点では、この意見が正しい。

Mozillaの関係者に対しては大いに敬意を抱いているが、彼らが同ブラウザをOpera製品と競合できるレベルまで小型化できるかどうかは、また別の話だ」と、Operaの最高技術責任者(CTO)Hakon Lie。「Mozillaから一部のパーツを取り除くことはできる。だが、とても小さな端末に載せられるほど小型化できるだろうか

記事にはこういうことを書いてあるんだけど、こうは思わない。

Nokiaは長い間、Opera製のブラウザを自社の携帯電話に採用しており、それとは別に独自のブラウザもある。だが、Minimoが無償の選択肢として浮上しつつあることから、Operaブラウザの先行きに対して疑問が投げかけられる事態にもなりかねない。

Mozillaというものの構造がわかっていない人たちにとっては、こういう意見がでるのはしょうがないんだが、構造上マルチプラットフォームになるために、いろいろとNative Widgetのコードはずっと昔のマイルストーンで外されているし、そのために、各コントロール*1Mozilla自身がコントロールしているものだから、容量的、スピード的に無駄なコードが多くなるわけだ (もちろん、OSのコントロールを使わない事で、利点もいろいろあるわけだが)。それに、各動的モジュールの中でかぶっている機能があったり*2、いろいろとあるわけですよ。
省メモリになるようなコーティングをしてるわけでもないから、その点(スマートデバイス上)ではOperaに勝ち目があると思う。もちろん、今後将来的にメモリ使用量とかが関係なくなった段階でどっちに転がるかは???って感じかなー。

AOLのときのような、NetscapeMicrosoftとの駆け引きに使われたとかもあるから、そのポイントをついてんのかな?、実際のところ。

*1:テキストボックスとか

*2:例えば、NSPRとXPCOM/IOなんて、いらない部分のコードは外すべきだよね!