メディアの情報操作?正しい数値の読み方って何?

http://japan.cnet.com/special/story/0,2000050158,20086211,00.htm

微妙な記事発見。

つまり、売れ筋のビッグアーティストである浜崎あゆみ(エイベックス)や宇多田ヒカル東芝EMI)、B'z(ビーイング)などの楽曲はダウンロードできるが、サザンオールスターズビクターエンタテインメント)やORANGE RANGEソニー・ミュージック)、平井堅デフスターレコーズ)などの楽曲はiTMSで試聴・購入することができないのだ。

サザンオールスターズがMoraやMusicDropやOriconで配信されていないのに、こういう書き方は違うだろ。この書き方だと、サザンはMoraとかで配信されているような書き方になってないか?

iTMSiPodの話をすると、iPodの日本のシェアの話になるんだけど、

最後に、iTMSはどこまで日本で大きな存在になるのだろうか。アップルによれば、iTMSは米国において82%のシェアを持つという。日本でも同じように市場を席巻するのだろうか。

NRIの北林氏は「米国と日本では環境が異なる。米国のように圧倒的なシェアを持つのは難しいのではないか」とみる。

その理由の1つが、対応ポータブルオーディオプレイヤーの普及状況の差だ。リサーチ会社である米NPD Groupの調査によれば、米国市場におけるiPodのシェアは82%と圧倒的な地位にある(関連記事)。これに比べて、日本では確かにトップの座にあるものの、同社のシェアは36%に過ぎない。

このシェアというのは、購買のシェアであって、実際の使用率のシェアではない。会社の通勤途中に見かけるポータブルプレイヤーは、MD、ポータブルCDプレイヤー、iPodくらいしか見かけない。だからiPodの実働シェアというのは、結構もっと高いと考える。知り合いで、ソニーのシリコンプレイヤーを持っている人達がいるけど、その人は、ツタヤの半額セールでCDをレンタルしてCDをリップしてるので、音楽配信に興味なし。

音楽配信に興味がある・購買したことがあるという人のデータを抽出しない限り、iTMSとその他の音楽配信サイトの話につながるデータとしての信用度が低いのではないかな。しかも、配信に興味があるようなユーザーに限って、複数のHDD/シリコンメモリのプレイヤーを持っている(持っていた)可能性が高いので、現在どのプレイヤーを利用しているかという調査も必要になる。そういう調査をするとおもしろいデータがとれるのではないかな?ソニーのプレイヤーを買った人は、CDレンタルでリップして音楽を聴いているとか、iRiverのユーザーは、CD購買率がどうのこうのとか。

メディアの情報操作としか思えない記事だな、やっぱり。